■ ID | 840 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 埼玉県内における地下水中ヒ素の分布状況とヒ素溶出メカニズムの検討 |
■ 著者 | 石山高
Takashi Ishiyama
埼玉県環境科学国際センター 八戸昭一 Shoichi Hachinohe 埼玉県環境科学国際センター 佐坂公規 Kouki Sasaka 埼玉県環境科学国際センター 高橋基之 Motoyuki Takahashi 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | 日本地下水学会、(社)日本水環境学会、廃棄物学会、(社)地盤工学会、(社)土壌環境センター |
■ 出版年 | 2008 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第14回地下水・土壌汚染とその防止対策に関する研究集会、平成20年6月26日 |
■ 抄録・要旨 | 埼玉県内には、地質由来と推察されている地下水ヒ素汚染が数多く存在する。本発表では、県内における汚染井戸の分布状況を報告するとともに、井戸周辺の地質構造を詳細に解析した。
県南東部地域には、海成層が堆積しており、その中に比較的高濃度のヒ素が含有されていることが確認された。海成層の直上には砂礫層(帯水層)が存在した。この地域の地下水はpHが高いことから、海成層に含まれているヒ素が弱アルカリ性の地下水と接触することにより地下水中へ溶出した可能性が考えられた。県中西部地域には、赤褐色の砂層が堆積していたことから、水和酸化鉄表面に吸着していたヒ素が鉄とともに還元溶出したものと思われる。地質構造解析から、ヒ素溶出機構を解析することができた。 |
■ キーワード | 地下水汚染調査、埼玉県、砒素汚染、地下水質特性、地質分析 |
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